中国と日本・政治経済情報 | ||
政治・経済 【中国】 2012/4/13 中国輸出伸び率について2012年最新情報 中国税関総署は今年1月から3月の輸出が前年同月比で7.6%増となったと発表した。2011年では20.3%の伸び率であったが今年は欧州債務危機に端を発し世界経済の低迷に影響を受けた。一方割安な人民元レートと安い人件費を最大の武器に輸出を伸ばしてきた中国経済だが輸出産業の業績が悪化すれば成長を大きく左右する。 2012年3月の単月で見れば8.9%増の1,657億ドル[1兆5千億円]で貿易収支は53億7千万ドルの黒字である。このまま黒字を維持できるのか、1月~3月では6億7千万ドルの黒字となった。 |
||
【中国】2012/4/20 地方財政収入の比率が初めて中央財政収入を上回わる 2011年の中国財政収入のうち、地方財政収入の比率が初めて中央財政収入を上回った。これは地方財政にとって、歴史的な意義を持つ。また中国経済が全面的なモデルチェンジに向かう中、営業税から増値税(中国最大の税金の名目、日本の物品税、消費税にあたり中国の税収の25%と大きい)への徴収変更、不動産抑制策等の推進に伴い、地方財政も各地で調整を行うことになる。 近年、中国は不動産抑制を強化している。これを受け不動産関連の税収が減少し、地方土地譲渡益も急減している。関連データによると、上海、北京、杭州等で昨年、土地譲渡益が大幅減となり、減少率が30%を上回った都市もあった。 中国財政部財科所の白景明副所長は、「中国地方財政の土地譲渡益への過度な依存は段階的な現象に過ぎず、長期的な財源とはならない。地方財政は土地譲渡益への依存を断ち切り、産業構造の調整により、新たな財源を育成しなければならない」と警鐘を鳴らした。 中国は今年より上海で、営業税から増値税への徴収変更を試験的に開始するが、これもまた現在の地方財政体制に影響を与えると見られる。改革プランによると、同改革は今後5年間で全国的に推進される。改革終了後、税収は依然として地方に帰するが、国税機関が徴税を担当することになる。営業税は地方にとって最も重要な税目である。つまり地方財政は今後、主要税目を再構築する必要が出てくる。 業界関係者は、「同改革は中国財政体制の改革を推進する。これと同時に、不動産税および資源税の改革を推進し、地方主要税目を再構築しなければならない。また現在の中央・地方財政システムの調整を進める必要があるが、慎重に行わなければならない」と指摘した。 中国地方政府の融資問題も注目を集めている。現在、地方政府性債務は10兆元に達している。中国は昨年、上海や浙江省などの地方政府に対して、地方債の自主発行の試験的実施を許可し、地方融資の新方式を模索した。その効果については、今後の進展を見守らなければならない。 |
||
日産リーフEV
|
【中国】2012/4/19 TOYOTA 常熟市で現地生産 |
|
尖閣諸島
|
【中国関連】 【日中関係】 東京都の石原慎太郎知事が都として購入する方針を表明した尖閣諸島について、温氏は中国の領有権を主張。これに対し野田首相は日本固有の領土だと反論した。両首脳は尖閣問題が日中関係の大局に影響を与えないようにすべきだとの認識では一致した。 「祖国分裂主義者」と中国が非難する「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席への日本の査証(ビザ)発給についても意見交換した。 両首脳は今年が日中国交正常化40周年となるのに合わせ、首脳交流や経済協力などを通じて戦略的互恵関係を深化させる方針で合意した。2012/5/13 東京都は6月1日、尖閣諸島の購入に向けて全国から集めている寄付金が、5月31日に10億円を突破したと発表した。1日正午時点の寄付は約7万件、10億1千万円という。石原慎太郎知事は同日の会見で「ここまで多くの志が寄せられたことに驚いている。寄付金全体で島が購入できるなら、それにこしたことはない。これからキャンペーンもしていきたい」と述べた。 都は今後、尖閣諸島の現地調査のため、国から上陸許可を得る必要があるが、石原知事は「(国が海上保安庁の船を出さないなら)東京は東京の船で上陸します。正当な取引や交渉を国が阻害する理由はどこにあるのか。裁判してもやります」と国側を牽制(けんせい)した。2012/6/1 |
|
|
【中国】2012/4/20 IMF中国経済予測 国際通貨基金(IMF)は17日に最新版の「世界経済見通し」を発表し、今年と来年のグローバル経済の成長率予測値を引き上げると同時に、グローバル経済の成長が直面する重大なリスクが完全には消滅していないと警告した。 IMFの予測によると、グローバル経済成長率は2012年が3.5%で今年1月の予測値を0.2ポイント上回り、13年が4.1%で今年1月を0.1ポイント上回った。 IMF報告は次のように予測する。 ▽今年と来年も発展途上にある主要経済体の経済成長ペースは主要先進経済体のペースを大幅に上回る。 ▽米国経済の成長率は今年が2.1%で前回の予測値を0.3ポイント上回り、来年が2.4%で前回を0.2ポイント上回る。 ▽中国経済の今年の成長率は8.2%で、前回の予測値を0.1ポイント上回り、来年の成長率は8.8%で、前回の水準をほぼ維持する。 |
|
500社記念2012年 蘇州高新区管委会副主任 兪愉(左) 500社目の記念表彰 授与企業 |
【中国】2012/6/5(東京) 蘇州の高新地区管理委員会の主催による日本企業の蘇州高新地区進出500社を越えたことを祝い、東京都内のホテルで式典が開かれた。
|
|
スモッグにつつまれた北京 |
中国環境保護省の呉暁青次官は5日、同国にある外国の大使館が独自に大気汚染度を測定し結果を公表していることについて、違法であり中止されるべきだと述べた。国名は明らかにしなかったものの、中国で大気汚染度を測定し「ツイッター」で公表している米大使館に向けた批判とみられる。 呉次官は記者会見で、外国の大使館による中国の大気汚染度の測定・公表は「外交関係に関するウィーン条約に違反」しており、「内政干渉」であると述べた。 また中国外務省の劉為民報道官は、「外国の大使館が職員や外交官のためにこのような情報を収集することは構わないが、外部に公表することがあってはならない」と述べた。外国の外交官らに対し、特にインターネット上での汚染度公表を控え、中国の法律を尊重するよう求めた。 一方、米国務省は、汚染度の公表は中国の法律やウィーン条約に違反していないとの見方を示し、今後も公表を続けていく方針を明らかにした。同省のトナー報道官は、「中国の多くの都市で大気汚染が問題となっている」と指摘し、汚染度の公表は「大使館職員と中国に住む米国民に提供しているサービスだ」と説明した。 米国は北京の大使館や上海の総領事館で大気汚染度の測定・公表を行っている。中国当局側も大気汚染度を公表しているが、米国が測定したデータと開きがあることが多いという。 |
|
【中国】2012/7/25 中国医薬品2011年度の売上は6兆5千億円 中国国内の医薬品統計が発表され病院での医薬品が5033億元[6兆5千億円)で医薬品の販売の60%を占め22都市のサンプリング病院では882億元(1兆1400億円)が使用された。このなかで病院で使用される薬物基本リストは68億元(884億円)は下がる傾向にあるという。 |
||
竹島 島根県隠岐諸島の日本海上にあり、男島、女島のほか十数個の岩礁があり、1905年に日本政府が島根県隠地群五箇村に所属を閣議決定したが、1952年に韓国が李承晩ラインの内側に入れ現在も係争中。韓国では独島の呼称。
|
【日韓・日中関係】 竹島・尖閣問題 野田首相緊急記者会見 野田首相は24日夕方、島根・竹島(韓国名=独島)、沖縄・尖閣諸島などの領土問題に関して緊急の記者会見を開き、韓国側に対して「大局を見据え、お互い冷静に対応すべきだ」と強調した。 野田首相の会見の内容は以下の通り。 「韓国側にも言い分があるでしょうが、自国の考える正義を一方的に訴えるだけでは、立場が異なる2つの国の間で建設的な議論は進みません。国際社会の法と正義に照らして国際司法裁判所(=ICJ)の法廷で議論を戦わせ、決着をつけるのが王道であるはずです」 「いたずらに国内の強硬な世論をあおって事態が無用にエスカレートすることは、いずれの国の利益にもなりません。何より重要なことは、法と正義に基づき、平和的・外向的に問題解決を目指すというアプローチです」 「大局を見据え、決して冷静さを失わないことも欠かせない。価値を共有する大切なパートナーである隣国・韓国の賢明な皆さん、主張に違いはあっても、お互いに冷静に対応すべきです」 野田首相はまた、韓国側が親書を送り返したことについては「外交儀礼を失することはお互いを傷つけ合うだけだ。思慮深く、慎重な対応を期待する」と呼びかけた。 一方、尖閣諸島の問題をめぐって、野田首相は「不正上陸事件を繰り返さないよう情報収集を強化し、監視警戒に万全を期す」と強調した。その上で、香港の活動家が上陸した際の映像について「海上保安庁の業務に支障が生じない範囲で公開する」と述べた。また、東京都が提出している尖閣諸島への上陸申請については、都が上陸を希望している「29日までの間、検討したい」と述べた。 2012/8/24 |
|
【韓国】 日本政府は中韓の主張に同意しないとの立場で、中国には、韓国と連携し、尖閣諸島の領有権問題で対立する日本をけん制する狙いがあると同紙は指摘している。 |
||
鉄鉱石事情:ポートヘッドランド発(オーストラリア最大の鉄鉱石積出港) |
【中国・上海】 鉄鉱石購入について中国国家発展改革委員会 中国国家発展改革委員会(NDRC)は、鉄鉱石を購入する企業の価格リスク管理を支援するため、中国は鉄鉱石先物取引を開始する計画を進めるべきだとの見解を示した。 こうした動きは、鉄鉱石の国際価格への中国の影響力拡大にもつながる可能性がある。中国は現在、上海と大連の先物取引所で鉄筋と冶金コークスの先物取引を提供、市場参加者にコストの一部ヘッジを可能にしている。 大連の先物取引所は、鉄鉱石先物取引の導入を検討しており、NDRCのコメントはこれに向けた道を開くとみられる。 NDRC高官のLi Zhongjuan氏は、内部会議で「先物・スワップ市場の急速な展開や、それによる鉄鋼セクターへの影響を踏まえると、鉄鉱石先物を早期に導入することがより望ましい」と述べた。同氏のコメントはNDRCのウェブサイトに掲載された。 同氏は「海外の主要な鉄鉱石サプライヤーと鉄鋼会社は価格決定力を得るため、こうした金融ツールを利用しており、これは鉄鉱石がより商品化されていることを意味する。鉄鉱石先物の活用は、鉄鋼会社の価格リスク低減に寄与する」としている。 NDRCのウェブサイトに掲載された声明によると、同委員会は最近、中国鋼鉄工業協会(CISA)、中国証券監督管理委員会(CSRC)、先物取引所、その他の政府機関とこの件について会議を実施。すべての関係当局が、中国初の鉄鉱石先物導入の必要性を支持したとロイター通信は伝えている。 |
|
建造中の空母 |
【中国】 中国初の空母が就役 中国は以前ウクライナから2隻の空母を購入しパーティー会場などに使われていた空母を個人から買い上げ、政府は中国遼寧省大連で改修した。中国初の空母「ワリャク」は23日午後、中国海軍に引き渡された。中国海軍が空母を保有したことで、今後、中国軍の遠洋戦力が増強されることになり、周辺国には脅威となりそうだ。就役後は国産空母建造に向けたデータ収集に使われるもよう。 空母への離発着は高度な技術が必要で直ぐに戦力にはならないが、中国の領土問題を表面化して軍拡路線を進むことは間違いない。この政策のなかで尖閣問題は更に軍拡の方向への中国国民の理解を得やすくなるだろう。 2012/9/ |
|
【中国】 日中行事中止に 中国当局は23日、北京の人民大会堂で27日に開く予定だった日中国交正常化40周年の記念レセプションを中止すると日本側関係者に通知。複数の日中関係筋が明らかにした。日本政府が11日に沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を国有化したことに対する中国政府の強い反発の表れとみられる。40周年最大の「目玉行事」が中止になり、正常化を祝うどころか、日中関係の冷え込みを象徴する厳しい事態となった。共同通信 |
||
ブースを予約した中国企業は突然の不参加。 |
【日本】 本日から3日間の開催予定の食品開発展は約530社の国内外のメーカーや研究機関などが出展し、大盛況となった。今回も新素材や製造技術など最先端技術の展示が目を引いた。海外の国別の展示ブースも台湾や韓国など大勢の人で埋め尽くされた。 |
|
|
【中国】(2012/10/26) 中国 尖閣について発言 |
|
【北京】(2012/11/1) 景気好転の兆し 中国国家統計局と中国物流購買連合会は10月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)は50・2と発表した。景気判断の節目となる50を3カ月ぶりに上回り減速を続けてきた中国景気が底を打ち、経済が好転する兆候が出てきた。 しかしながら、ヨーロッパや米国、国内の工場などに休業したり海外からの投資減少のおそれもあり景気の先行きには不安材料も多く不透明である。 また、中国政府が鉄道や地下鉄など公共事業の承認を加速し、景気てこ入れを図ったことや、企業の在庫調整が進んだことが景況感改善の要因となった。しかし、政府の公共事業てこ入れも国営企業が多く民営企業から不満の声もでそうであり不安材料には事欠かない。 |
||
大会は呉邦国氏の司会で午前9時に開始。全員起立し、「中華人民共和国国歌」を高らかに斉唱した。続いて毛沢東、周恩来、劉少奇、朱徳、鄧小平、陳雲などすでに亡くなったプロレタリア革命家および革命に殉じた烈士に黙祷を捧げた。 呉氏が党大会の代表は2268人、特別招請代表は57人で、計2325人中2309人が本日出席していることを発表。 |
【北京】(2012/11/9) 中国共産党大会 中国共産党の第18回大会が8日午前、北京の人民大会堂で開幕し、胡錦濤党総書記は中央委員会報告(政治報告)を読み上げた。主旨は「持続可能な協調発展を目指す自身の指導理念『科学的発展観』について『毛沢東思想、鄧小平理論などと共に長期的に堅持すべき指導思想』と強調」した。党大会では党規約改正が焦点だが、これで『科学的発展観』は歴代最高指導者の指導理念と並ぶ『行動指南(指針)』に格上げされるのは確実とみられる。胡氏の理論は歴史に名を残すことになった。『国家海洋権益を断固守り、海洋強国を建設する』と宣言。 更に『国家主権を断固守り、決していかなる外来圧力にも屈しない』と強調、尖閣諸島を国有化した日本政府を暗にけん制した。5年に1回開かれる党大会では今回、10年ぶりに最高指導者が交代し、党大会閉幕翌日の15日に開かれる第18期中央委員会第1回総会で、総書記が胡錦濤国家主席から習近平国家副主席に引き継がれる。政治報告は習近平指導部が今後5年間に進むべき目標・任務を提示した。 政治報告要旨 ●科学的発展観はマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「3つの代表」と共に、長期的に堅持しなければならない指導思想である。 ●2020年までに国内総生産(GDP)と国民1人あたりの収入を10年の2倍に増やし、全面的に小康(いくらかゆとりのある)社会を実現する。 ●発展が不均衡で、持続的でないことは依然、突出した問題。都市と農村の格差は大きい。収入分配制度改革を深化させ、低所得者の収入を増やす。 ●政治体制の改革を積極的かつ慎重に推し進め、健全な人民民主を発展させなければならない。 ●海洋開発能力を高め、断固として国家の海洋権益を守り、海洋強国を建設する。 ●国家の主権、安全保障、発展の利益を守る。いかなる外部の圧力にも屈しない。 ●腐敗問題を解決しなければ、共産党も国家も滅びてしまう。権力や地位を問わず、党規や法に違反すれば容赦なく厳罰に処す。 |
|
【北京】2012/11/10 中国景気持ち直し 中国税関総・国家統計局 中国税関総署が10日発表した貿易統計によると、10月の輸出額は前年同月比11.6%増と2か月連続の伸びを示した。同国経済が広く回復していることを新たに裏付けた。 10月の輸入額は前年同月比2.4%増と、前月とほぼ同水準。貿易黒字は320億ドルと、前月の277億ドルから拡大した。 また、中国国家統計局の9日発表した主要経済統計で、中国景気持ち直しの兆しが出てきた。 個人消費の動向を示す10月の「社会消費品小売総額」は実質で前年同月比13・5%増となり、伸び率は9月(13・2%増)を上回った。食料品や自動車の伸びが大きかったためだ。 公共工事や不動産開発、企業の設備投資を示す「固定資産投資(都市部)」は1月~10月、前年同期比で20・7%増え、1月~9月(20・5%増)からわずかに上向いた。新しいプロジェクトが16%伸び、中国政府が公共工事の認可を加速した効果が出始めたとみられる。 こうした動きを受けて、企業の生産活動も活発化しつつあり、10月の鉱工業生産は前年同月比9・6%増と、9月(9・2%増)より伸び率が高まった。 |
||
|
【北京】2012/11/16 新指導者決定 中国共産党は15日、新たな指導陣である同党の第18期中央政治局常務委員会常務委員の7人を発表した。 中国共産党の第18期中央委員会第1回全体会議が15日、北京で開かれ、党総書記に習近平(シーチンピン)・国家副主席(59)が就任。複数の党関係者によると、最高指導部である政治局常務委員のメンバーは現在の9人から7人に減らす。10年間にわたった胡錦濤(フーチンタオ)氏(69)を筆頭とする指導体制に代わり、人口13億人の大国を率いる習・新体制が発足する。 新常務委員には、李克強(リーコーチアン)副首相(57)のほか、党員の不正を取り締まる中央規律検査委員会に入った王岐山(ワンチーシャン)副首相(64)が同委書記を兼ねて就任することが確実視されている。 また、張徳江・重慶市党委書記(66)▽兪正声・上海市党委書記(67)▽劉雲山・党中央宣伝部長(65)▽張高麗・天津市党委書記(66)らの名前が挙がっている。4人は依然として党内に影響力を持つ江沢民・元総書記(86)と関係が近く江氏が常務委入りを強く主張したとされる。 中国共産党中央政治局常務委員会常務委員の氏名は以下の通り。 ・習近平(総書記<党トップ>。国家主席と中央軍事委員会主席の3職を兼任 ・張徳江(全国人民代表大会の常務委員会委員長) ・李克強(首相に就任) ・劉雲山 ・兪正声 ・張高麗 ・王岐山 |
|
丹羽・木寺大使歓送迎会 | ||
米国を抜いた中国の貿易額 | ||
データー ●貿易総額(輸出+輸入)の対GDP比
|
中国人民銀行のデータによると、昨年末の時点で中国の広義マネーサプライ(M2)は97兆4200億元に達し、100兆元を突破することは間違い無くなった。
この額はすでに、世界のマネーサプライ総量の4分の1に近づいており、米国の1.5倍、英国の4.9倍、日本の1.7倍で、ユーロ圏全体のマネーサプライ合計を20兆元上回る。 2013年の中国の経済成長率 中国政府系シンクタンクの中国社会科学院(CASS)は5日、2013年の中国の経済成長率が8.2%となり、今年の成長率予想7.07%から加速するとの見通しを発表した。政府による政策の効果が表れるとする一方、世界経済の不透明感により下方リスクは残ると指摘した。 社会科学院は中国経済に関する「青書」の中で、中国政府は景気を押し上げるために財政赤字の「適切な」拡大を含む積極的な財政政策を進め、経済の効率性を妨げている税を見直すべきだと指摘した。 中国政府は2013年の国内総生産(GDP)見通しをまだ示していないが、社会科学院の予測は政府の見解をある程度反映しているものとみられる。 社会科学院は「われわれは2013年の見通しについて、慎重ながらも楽観的にみている。考えられる下方リスクを警戒し、十分な政策を準備しておくべきだ」と指摘した。 中国共産党の習近平総書記も4日の政治局会議で、安定的な経済成長を実現するために2013年も経済政策の微調整を継続する意向を示している。 中国経済にはこのところ持ち直しの兆しも出ている。国家統計局が1日発表した11月の製造業購買部担当者景気指数(PMI)とHSBCが3日発表した同月の製造業PMI改定値はともに、製造業セクターの景況感の改善ペースが加速していることを示す結果となった。 社会科学院数量経済研究所の李雪松副所長は、記者会見で「中国政府は比較的大きな財政・金融政策の余地を有しており、必要ならば経済成長の安定化に向けて一段の政策を発動する可能性がある」と語った。 社会科学院はまた、増値税(付加価値税、VAT)の税率を引き下げる一方で、同税改革の対象地域とセクターを拡大することを提言している。 このほかの中国経済指標については、消費者物価指数(CPI)の上昇率が2013年に3.0%になると予想。輸出の伸び率は10%、輸入の伸び率は13.7%とそれぞれ見込んでいる。 |
|
|
中国軍が東シナ海で挑発行為を再開させたことが10日、分かった。 日本政府は、照射が「軍の独断」で、中国共産党指導部は当初、事実関係の回答を留保する一方、軍に挑発自粛を指示したと分析。8日になり中国外務省に照射を「捏造(ねつぞう)」と公式に否定させたことを機に軍への指示も一転、挑発再開を命じたとの見方を強めている。 9日に領空接近したのは中国海軍のY8が1機と空軍戦闘機J10(殲10)2機。航空自衛隊は戦闘機の緊急発進(スクランブル)で対処したとみられる。Y8とJ10は昨年12月以降、連日のように接近飛行を繰り返していたが、今月6~8日は途絶えていた。 中国国防省も5日以降、公式には照射の事実関係について沈黙を貫いたが、8日、「中国軍の正常な訓練活動を歪曲(わいきょく)した」と主張。接近飛行を再開させたのは、「正常な訓練」として挑発を継続する意思を鮮明にしたとはいえ、日本政府高官は「照射に対する日米両国の批判に屈したとみられるのを嫌ったのでは」と指摘する。 一方、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域では10日、海洋監視船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国公船が確認されたのは5日以来。 中国の旧正月にあたる春節期間中に公船を尖閣周辺に派遣するのは異例とされる。小野寺五典防衛相が9日午前、「(5日以降は)尖閣周辺の公船の動きが収まっている」と述べたことに反発し、即座に尖閣に接近させたとみられる。(産経) |
|
|
日本国際貿易促進会と汪洋副首相と会見(2013/4/16) 日本国際貿易促進協議会は河野洋平会長を団長に4月16日~20日の日程で中国の北京と福建省を訪問した。北京で開かれた4月16日の汪洋副首相との会談では汪副首相から「中国政府は日中経済協力を非常に重視している。グローバルな今はどのような状況でも経済分野の交流は進めていかなければならない」などと述べ、河野会長からは「日中韓FTAを真剣に取り組みたい」と述べ、汪副首相はこれまで以上に積極的に早期成立を目指すと答えた。また、汪洋副総理は「アジアと世界に重要な影響力を持つ国として、中日両国は幅広く利益を共有しており、協力すれば共に利し、闘えば共に傷つく。中日関係の健全で安定した発展の維持は両国および両国人民の根本的利益に合致する。中国側は中日間の4つの政治文書の原則を基礎に、日本側とともに戦略的互恵関係を引き続き推進したいと考えている」と述べた。 また「中日両国経済は補完性が高い。中国政府は引き続き中日韓自由貿易圏の構築を積極的に推進したいと考えている。自由貿易協定(FTA)交渉における溝をより開かれた姿勢で処理し、1日も早く成果を得るべく努力したい」と述べた。 河野会長は「日本国際貿易促進協会は中日関係の改善と発展に役割を発揮し、両国の地方交流と食品の安全性などの分野での協力を強化したいと考えている。中日韓自由貿易圏の構築を積極的に促し、第三国の市場を中国側と共同開発したい」と述べた。 |
|
日中大気汚染セミナー開かれる(2013/4/18) 日中双方の研究者や自治体、企業関係者が約130人集まり改善策を探った。川崎市や四日市市、広東省の自治体が大気汚染のと陸を紹介し、環境に国境はないなどの共通認識の中で技術や、科学分野の協力をしていくことに一致。企業からは東洋陶器や日産自動車が参加した。 |
||
中国の13地区が現在までに「経済半年報」を発表しております。 上半期の経済成長率は、いずれも全国の7.6%という全体水準を上回っていた。
|
天津市 経済成長率が全国トップ水準に (2013/6/28) 天津市にある天津浜海ハイテク区の2013年中期活動推進会で明らかになったところによると、同区では今年上半期、各種の事業が引き続き力強い発展ぶりを維持した。同期の生産額は390億元に、前年同期比約30%増加した。工業生産額は619億元で、同59%増加した。また固定資産投資は174億元で同18%増加、一般会計予算の収入は24億1千万元で同20%増加、一般会計予算の収入の達成額は24億元で同20%増加の見込み。主要経済指標の増加ペースは市内の各県・区や機能区の中でトップクラスだ。「科技日報」が伝えた。
|
|
海外からの祝辞を述べた来賓
|
グリーン変革・モデルチェンジをテーマとする、エコ文明貴陽国際フォーラム2013年年次総会が21日、「貴陽合意2013」を採択して閉幕した。同フォーラムは国家の認可を経た、中国で唯一のエコ文明建設をテーマとする国際フォーラムで、毎年1回定期的に開催される。 |
|
詳細については会員メニューからどうぞ | 中国の医療機器増大(2013/8/30)
最新統計によると、今年の上半期、我国の医療機器輸出入貿易額は158.21億ドルに達し、前年同期比で14.4%増加した。そのうち、輸入額は前年同期比19.43%増の68.1億ドル、輸出額は前年同期比10.87%増の90.11億ドルだった。また、貿易黒字は22.01億ドルになり、前年同期比で9.24%下がった。 |
|
図拡大 |
防空識別圏を設定(2013/11/23) 中国の防空識別圏は、朝鮮半島の南側から台湾の北側まで、日本の南西諸島に沿うように設定された。発表された図は尖閣諸島を「領海線」で囲んでいる。 |
|
於 一ツ橋 如水会館 2014/1/22 |
昨年3月に国家主席に就任した習近平主席は早速、独自とも思えるような習外交を展開した。まずはロシアから始まり南アフリカ、南米、この帰り道にはアメリカでオバマ大統領と米中首脳会談をやり、「新型大国関係」を打ち出した。習主席に同意をしたかは定かではないが、G2のなかでアジアのキャスティングボードを掌握しようとしているのは確かだろう。 その後上海協力機構(SOC)の首脳会談、G20、ASEAN、APECと精力的に外交を展開していく中で日本にとって象徴的であったのはAPECでの安部晋三首相との会談拒否であった。12月にはバイデン副大統領が東京から訪中したのは米中の新しい関係づくりの入り口に立ったように思われる。いずれにせよ中国は東シナ海、南シナ海でのルールメーキングの権利を主張し防空識別圏を布いた。このような状況の中で南シナ海ではオーストラリアを刺激し、東シナ海では日本を刺激して米国の大きな両同盟国関係と米中関係がこれから問われる。 こんな中で22日に開かれた日中友好協会の新年会であるが、大使も挨拶はしたものの乾杯前には会場を後にした。 中日間の良好な外交再開に尽力されていた大使にとって靖国参拝は無念であると思われた。新たな不愉快な歴史を作ることで誰が喜ぶのだろうかとあらためて考えさせられた新年会であった。
|
|
中国春節祝賀会2014 日本湖南総商会 (2014/2/2) 日本湖南省総商会(日本湖南発展促進会)主催の新年祝賀会は今年も約300名を集めて盛大に開かれた。日野正平会長の挨拶、来賓の鳩山由紀夫元首相、顔安全日本華人華僑連合会会長の祝辞ではじまった。会場には在日の同郷会、湘大日本交友会、三菱集団中国研究会など日本で活躍している湖南省の出身者や企業家など、新年を迎え活気で溢れていた。
今年は午年で中国では縁起の良い年でありベビーブームも期待されている。経済成長も7%台の成長がつづく見込みと明るい、だがその反面では参加者の中には日本政府の歴史認識などの一連行動は両国関係に悪い影響が出そうだと懸念の声も。
実際に日中間で貿易の牽引役を担う若手の実業家にも心配がつきまとう。
切っても切れない経済関係なのにと表情を曇らせていた。 |
||
|
中国空母、大連で補修か 1隻では不十分と中国紙 (2014.4.17)
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は、中国軍初の空母「遼寧」が17日、遼寧省大連市の港に入ったと伝えた。補修のために一定期間、同市の造船所のドックに入る可能性があるという。 同紙は、空母は定期的に補修を行う必要があることなどから「1隻だけでは中国海軍の需要を満たすことはできない」と指摘した。 中国軍は、ウクライナから購入した空母を大連で改修、「遼寧」と命名して2012年に配備。同紙によると、遼寧が以前、大連のドックに入ったのは12年1月。その後、配備先の山東省青島の基地を拠点に訓練を繰り返してきたという。(共同) |
|
中国外交部熊波副部長 |
日本と中国の冷え込んだ関係が続くなか、今月中旬には両国の外務省の幹部どうしの協議が行われた。尖閣、靖国問題に対し関係改善に向けた接触が活発化し始めた。 |
|
習近平主席からの主な発言は以下のとおり。 (1)日中間の4つの基本文書と今回の4項目の一致点を踏まえて、戦略的互恵関係に従って、日中関係を発展させていきたい。 (2)中国の平和的発展はチャンスだという日本側の発言を重視し、日本には歴史を鑑とし引き続き平和国家の道を歩んでほしい。 (3)我々が会ったことは、関係改善の第一歩で、今後様々なレベルで徐々に関係改善を進めていきたい。また、APECにおける協力を進めていきたい。 (4)海上での危機管理メカニズムについては、既に合意ができており、あとは事務レベルで意思疎通を継続していきたい。
|
日中改善は維持されるだろうか(2014/11/11) 2年以上前、中国が尖閣諸島への緊張を煽り始めた時に、中国側は、日本が圧力に耐えきれないだろうと考えた。そしてもし日本が屈したら、中国にとっては、南シナ海を思い通りにできると考えた。中国政府は大きな誤算をし、対立の悪循環が始まった。 習主席と安倍首相との間には、明らかに、親近感がまったくなかった。明らかに、仕事でしかなかった。あの態度をみると、中国が安倍首相を回避しようしていると思うかもしれないが、日本も中国もお互いに関係の安定化に興味をもっている。 歴史認識の見直しに関して日本が公式な表明をすると、中国政府としては反応しない訳にいかない。そのため、尖閣諸島に対しては異なる見解を持つという点には同意しつつ、歴史認識の見直しの発言を封印すれば、両国の関係正常化は徐々に進むと考えている。(東洋経済 2014/11/14から抜粋) |
|
中国経済は1~2月の主要経済指標がリーマン・ショック以来の低水準となるなど景気減速は明らかに。経済成長率の目標を7%に引き下げたばかりだが、その達成も危ぶまれている。全国人民代表大会(全人代)開会中の習近平政権にとってもショックは大きい。 |
||
|
【中国】2015/11/2 創新(イノベーション) 協調 緑色(グリーン発展) 開放
共享(共に享受する)
|
|
Home へ | ||
一般社団法人 OMD Copyright 2011 . All rights reserved. |