【2012/3/16】
15日(夕)日本製薬工業会(手代木功会長)主催の第一回アジア製薬団体連携会議ウエルカムパーティーが開かれアジアの国や地域から沢山の製薬関係者や一部政府関係者が集まった。日本からも一部上場企業の大手製薬会社の社長が顔を揃え力の入れようを伺わせた。翌日の会議は夕刻まで続き革新的な医薬品をアジアの人たちに届けるという主旨で下記声明のテーマが討議された。日本製薬工業会の主導で第一回目の会議が成功裏に終わった。会の終盤で中国から参加した日本企業の支店社長の発言に通訳や会場が戸惑うなどのハプニングはあったものの共同声明にこぎつけたことは、アジアで日本が製薬の分野でリードしていく力を示せた、また会議は今後も継続されることが了承された。ドラック・ラグの解消、イノべーションの創造に資する分野と日本の医薬産業に求められている国際競争力の強化、日本オリジンの新薬や人道的支援などに光明がさす会議だった。
第1回 アジア製薬団体連携会議が「革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける」
共同声明主旨
- 目的
「革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける」
- 目標
目的の実現に向け、各国の課題に関する情報共有を図り、「アジア製薬団体連携会議(APCPA)」として必要な提言を発信するためのPlatformを構築する。
各国協会は、医薬品に関する課題に対する解決策を、当該国政府を含むステークホルダーへ提言する。
- 主なテーマについて
(1) 規制・許認可
- アジアにおける医療用医薬品の早期申請・早期承認の実現に向けた提言
- 国際基準(Global standard)品質の医薬品の安定供給
(2) 創薬連携
『アジア発創薬』実現のための、アジアにおけるOpen innovationの推進
- APCPAは、今後も定期的に継続開催する。
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