鳩山由紀夫元首相 ロシア訪問 

                  

              「制裁を解除し、日ロ関係を正常化させるべきだとの見解」 2015/3/13  

 

ロシアが一方的に編入したといわれるウクライナ南部クリミア半島への訪問をしている、鳩山 由紀夫元首相は、クリミア半島の中心都市シンフェロポリで、現地政府のトップ、アクショーノフ首長らと会談した。

        

相互において日本とクリミアの友好協会の創設に合意し、鳩山元首相は、ロシア側の代表に、ポクロンスカヤ氏が就任することなどを提案した。 また、会談の中で、鳩山氏が、日本政府がアクショーノフ氏やポクロンスカヤ氏らに科している制裁を解除し、日ロ関係を正常化させるべきだとの見解をのべた。ロシア側は、鳩山氏の訪問を利用して、ロシア編入への正当性をアピールした形となった。

鳩山 由紀夫元首相は12日、日本政府の自粛要請を退けて訪問したウクライナ南部のクリミア半島で、「多くの(日本)国民が、間違った情報の下に洗脳されてしまっています」また「クリミアの皆様方の今回の行動の正しさを伝えることができると信じています」と述べ、ロシアによるクリミア併合は正しいとの認識を示した。

また、鳩山元首相は、「日本人の多くは、アメリカに傾斜している」とも述べ、クリミア半島のロシアへの併合の根拠とされる、2014年3月の住民投票について、「ロシアによる圧力はなく、自由意志で行われた正当な投票である」とする持論を展開し、独自の考えを話した。

鳩山元首相は13日に、モスクワでプーチン大統領の側近であるナルイシキン下院議長らと会談する予定。日本政府とは大きく異なる見解を、ロシア政府内に伝えられ日本国内が一枚岩でないことが伝わっことについてはこの会談は意義深い。

これに対し米国国務省は

 米国務省当局者は12日、鳩山由紀夫元首相がウクライナ南部クリミア半島を訪問し、ロシアによる編入を肯定するような発言をしたことについて、「日本政府と同様に、我々は鳩山氏の訪問とコメントに深く失望している」と述べた。
同当局者は「クリミアはウクライナの領土であり、ロシアによる編入の試みは認めない」とする米国の立場を強調した。
【ワシントン=白川義和】2015/3/13 17時16分 提供元:読売新聞

日本政府は

菅官房長官は、鳩山元首相のクリミア訪問について、「ロシアによるクリミア編入を認めていない、政府の立場に著しく反する行動だ」として、厳しく批判した。菅官房長官は、会見で「総理まで経験した政治家として、あまりにも軽率で、これは極めて遺憾だと、厳しく批判したいと思います」と述べた。

ロシア政府は

今回の訪問の様子は、テレビニュースに3分間も放映するなどロシア国内でも大きく報じらた。11日の記者会見には、政府系のロシアメディアが多数参加した。

纏め

鳩山氏の訪問を利用し、正当性をロシア側がアピールするとの懸念もあるが、その議論の前に何故、ちょう度一年前の3月にクーデターが起き、その後に住民投票が行われたのか、経緯と歴史を的確に思い起こし深層心理を把握しなければならない。この一連の経緯を知れば鳩山元首相の見解は決して的外れではない。
もともとロシア領土だったクルミアに住むロシア人に対して、ウクライナ新政権が「ロシア語を使うことを禁止」するなどの政策をうちだしたことに端を発しています。もちろん根底にはいつの間にかクルミアに住んでいたロシア国民がロシアと思って住んでいた地が、ウクライナに帰属されたことも考慮しなければなりません。もう一つ重要なことはロシアもウクライナも兄弟や親子関係にあることです。民族の自決権と国土の保全は簡単な問題ではなくNato諸国も諸手を挙げてロシア制裁に参加はしていないのが現状です。
米国一辺倒となりがちな日本の外交方針、寧ろ北方領土変換の問題を想起するのであれば、もっと旧ソ連時代の歴史を理解し知恵を絞って、独自の方針を模索することが必要ではなかろうか。

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